なまけるりょうせいるい

ドイツと銃とバイクとドイツ刑法とアメリカについて語るウーパールーパー

キラキラドイツ留学ブログです、嘘です。好きなことだけ書きます。

自民党って平均的な日本人なんじゃね、って話

自民党を擁護してるわけじゃないです、特に批判してるわけでもないです、あしからず)

 

恥ずかしながら、茂木さんって人が外相に就任するのに彼のことを知らんなあと。調べてみると、東大卒でなんとも頭のいいひとらしい。

ただそれ以上に目を引いたのは、彼が外国人参政権賛成であること。

自民党にとって)そんな人間が(小選挙区制で党内の派閥が政権交代とか言う言葉も騒がれなくなった現在でも)閣内にいることが自民党の恐ろしさだなあと。

さて本題。そもそも自民党って価値観は保守政党とか言われつつも、まあ経済的左派な政策をやってるという。55年体制で政敵であった社会党の主張を取り入れた、どう考えても経済的左派な福祉国家を作り上げてしまう。角栄おじちゃんの下でバンバン汚職にまみれながら日本列島改造とか言。護送船団方式とか言う自由主義真っ青のことをやってのける、などなど。その結果のかつての「最も成功した社会主義」。あと付け加えれば最近のアベノミクスのようなある意味左派的積極財政。
*1

 

それで党内で右から左までいろいろとそろった派閥で政権交代とかやってたわけじゃないですか。外交政策だってたまに強硬だけどどちらかといえばまあ協調政策より。まあ防衛政策は最近憲法改正に向かってるけど、伝統的には現状維持。そして選挙に合わせてマクロな国民の意向を読み取って、政敵の意見を取り込んじゃって自己修正するんだからぶっちゃけ野党が対抗軸を作れるわけがない。

つまり、目の前にいる野党にとっての自民党とは平均的な日本人。おまけに民主党の失敗のおかげで「野党よりはマシ」との評価の声も。それでさらに若者は自民党をなんと「保守的な共産党立憲民主党」に比べてリベラルだとみなしているらしい。

「自民党こそリベラルで革新的」——20代の「保守・リベラル」観はこんなに変わってきている | BUSINESS INSIDER JAPAN

そこそこ改革する形でまあどちらかといえば危ない橋は渡らない方で、なお金権政治、マクロな国民の意向は汲み取っている。で、野党は選択肢の中に入らない。さあ自民党とは戦後の平均的な日本人、野党は多数に対して批判する役目にしかなれない。構造的に長期的には野党には勝ち目がない。

 

なんとなく、そのうち汚職がばれまくって自民党も危機になって政権交代する気がするけど、今の野党も結局連立政権しか作れず烏合の衆で安定した政権を作れずに結局また自民党に戻ると思うんだよね。つまんな

*1:そもそもライバルであった社会党が反米革新とかいいつつ「民族の独立」「憲法の擁護」「社会主義革命」とかいうソシアル(社会主義的)を掲げるにはあまりにも矛盾の同居がすさまじすぎることを同じくやってたので、この国でそもそも保守とか革新とかリベラルとかソシアルとかいう言葉で政党を当てはめるのがそもそも間違っているのかもしれない。共産党は知らん。